特集

実用化に近づく脳への薬物送達技術

脳まで届く医薬品が開発後期に、動物実験をヒトに適用しにくい課題も
(2019.10.07 00:32)1pt
2019年10月07日号
三井勇唯

 近年、脳に薬物を送達する技術の研究成果が相次いで上がっている。



 JCRファーマは2015年に独自の血液脳関門(BBB)通過技術「J-Brain Cargo」を発表。同技術を用いた医薬品の創製で、複数の国内製薬企業とライセンス契約を締結している。自社では、ライソゾーム病を対象に、J-Brain Cargoを応用した酵素補充療法の治験を国内外で進めているところだ。また、新日本科学は、鼻から脳に薬物を届ける「Nose-to-Brain」技術を開発した。数年前から製薬企業と共同で同技術を応用した創薬の研究開発を始めた他、自社創薬も進める方針だ。また、国内の大学や研究機関からはここ数年、BBBを構成している密着結合を緩めることで、薬物の脳への移行性を改善したという研究報告が複数上がっている。

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