相次いだ研究不正、防止体制は厳格化も一部大学では対応甘く

 研究不正は、業界に付いて回る深刻な課題だ。日経バイオテクが創刊してから40年の間にも、世間を騒がす研究不正事件は複数あった。中でも有名なのは2014~2015年のSTAP細胞事件だろう。私は当時、東京大学の4年生~同大大学院修士課程1年生だった。科学の仕事を続ける心づもりを固めており、博士号取得を見据えて研究するさなかで起こった大騒動。研究者見習いとして、事の推移を戦々恐々として見つめていた(菊池結貴子=日経バイオテク記者、博士[農学]。2010~2019年:東京大学・東京大学大学院農学生命科学研究科)。

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