
年間売上高が10億ドルを超える先発医薬品をブロックバスターと呼ぶ。製薬企業にとってブロックバスターの創出は重要である。自社の業績拡大をもたらし、次世代の新薬の開発原資にもなるからだ。ただ、ブロックバスターの座は安泰ではない。知的財産の塊である医薬品は、一定期間は特許によって保護されるものの、特許期間が終われば後発品によって市場を侵食される。その影響は「パテントクリフ(特許の崖)」という代名詞で表現されるほど、収益の大きなマイナス要因となる。
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