ここまできたシングルセル解析[技術編]

 シングルセル解析とは、文字通り1つの細胞の持つ情報を調べる実験手法だ。生物体の各組織からサンプルを採取する際、複数の細胞が含まれるサンプルは「バルク」と呼ばれる。このバルク状態のサンプルは、特定の組織のみを取り出したつもりでも、実際には様々な状態の細胞が混ざっている。そのため、目的の細胞のみを取り出してその機能を解析したり、目的の組織中にどんな細胞群があるのかを調べたりする際に、シングルセル解析が行われる(図1)。解析のパラメーターとしてはmRNAの発現量をはじめ、ゲノムDNA・ミトコンドリアDNAの配列、T細胞受容体(TCR)やB細胞受容体(BCR)といった細胞固有の遺伝子配列などがある。

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