特集

臨床入り目前の標的蛋白質分解誘導薬

狙えなかった蛋白質も創薬標的に、癌を中心に大手企業の参入相次ぐ
(2018.02.26 00:31)1pt
2018年02月26日号
久保田文

 近年、疾患の原因や増悪に関わる異常な蛋白質を、低分子薬で分解してしまう“標的蛋白質分解誘導薬”に、製薬業界の注目が集まっている。従来の低分子薬では、転写因子のような、酵素活性の無い蛋白質などを創薬標的にするのは難しかったが、標的蛋白質分解誘導薬であれば、標的蛋白質に結合すれば分解を誘導できるため、低分子薬の創薬標的がぐっと広がるとして期待されている。最近では、大手の製薬企業がベンチャー企業などと標的蛋白質分解誘導薬の開発に向けた提携を活発化。社内に研究基盤を構築し、重点的に標的蛋白質分解誘導薬の創薬に乗り出す製薬企業も出てきた。

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