業界こぼれ話

導出はベンチャーにはゴールにならず?

(2016.12.19 00:38)1pt
2016年12月19日号

 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(HMT)は2017年度にも自社でうつ病のバイオマーカーを測定する研究用試薬キットの販売を開始する。だが、2015年10月にHMTはシスメックスに、同じリン酸エタノールアミン(PEA)の血中濃度を計測するうつ病の検査システムを導出しており、シスメックスが開発を進めればライセンス収入が入るはずで、ベンチャーにとっては既に手を離れた製品という見方もできるはず。にもかかわらず、同社が自社で研究を続けるのはなぜか。HMTのある関係者は「酵素法によるPEAの血中濃度の測定が簡単でないため、シスメックス側はこの技術を必ずしも信じ切れていないように思う」ともこぼしており、試薬キットの販売にはシスメックスの開発にプレッシャーをかけたい思惑も見える。

ここから先は「日経バイオテク」「日経バイオテクONLINE」の
有料読者の方のみ、お読みいただけます。

ログイン 購読お申込み

ONLINE法人版無料トライアル(2週間)でも記事の続きがお読みいただけます。
※トライアルのお申込みは「法人(内におけるご担当者の方)」に限ります。

無料トライアルお申込み

業界こぼれ話のバックナンバー

日経バイオテク お薦めの専門書籍・セミナー

  • 製造業ゲームチェンジ ― 「バイオエコノミー」の衝撃 <テクノロジーNEXT 2018>
    2018年6月13日(水)開催 [東京・御成門]
    セルロースナノファイバー、スマートセルインダストリー、DIYバイオなど、製造業でも台頭してきたバイオ関連技術が、自動車や電機、素材、エネルギー業界などに与えるインパクト。その将来性、応用可能性を探る。
  • 「日経バイオ年鑑2018」<新刊>
    最新データからわかる、バイオ分野の[開発][市場][産業]動向。バイオ事業戦略の頼れる味方。自社のR&D戦略を描くために、マクロな視点で将来を展望する一冊です。
  • 「バイオベンチャー大全 2017-2018」
    国内の未上場バイオベンチャーの企業データをすべて網羅しました。提携先を探し求める製薬会社にとって、投資先を探るベンチャーキャピタルにとって、自社の経営戦略を見極めるうえで有益となる重要情報を開示します。

PR・告知製品・サービス一覧人材・セミナー・学会一覧