ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(HMT)は2017年度にも自社でうつ病のバイオマーカーを測定する研究用試薬キットの販売を開始する。だが、2015年10月にHMTはシスメックスに、同じリン酸エタノールアミン(PEA)の血中濃度を計測するうつ病の検査システムを導出しており、シスメックスが開発を進めればライセンス収入が入るはずで、ベンチャーにとっては既に手を離れた製品という見方もできるはず。にもかかわらず、同社が自社で研究を続けるのはなぜか。HMTのある関係者は「酵素法によるPEAの血中濃度の測定が簡単でないため、シスメックス側はこの技術を必ずしも信じ切れていないように思う」ともこぼしており、試薬キットの販売にはシスメックスの開発にプレッシャーをかけたい思惑も見える。

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