油滴表層の可視化で解明、微細藻のオイル高生産能

 現在我々は、動物や植物細胞に比べてはるかに小さい単細胞性微細藻類(直径2から3μm)ナンノクロロプシスについて研究している。このサイズは教科書的な真核細胞のミトコンドリア長径と近い値である。しかもその微細な細胞内の大部分は、巨大な葉緑体と油滴(オイルを蓄積するためのオルガネラ、後述)で占められ、残りの部分にその他のオルガネラが収まっている(図1)。透過型電子顕微鏡を用いれば詳細に細胞内構造を見ることができるが、それでもやはり、動的な生命現象を解明するには生きた細胞を対象としたイメージングを試みる価値と必要性があるのは、観察対象がどの生物であれ同じである。

この記事は有料会員限定です

会員の方はこちら
2週間の無料トライアルもOK!
購読・試読のお申し込み
※無料トライアルのお申し込みは法人に限ります。(学生や個人の方はご利用いただけません)