バイオイメージング最前線(第17回)

バイオフィルムの内部構造を見る新手法

(2017.02.27 00:35)1pt
2017年02月27日号
別役重之=筑波大学生命環境系准教授、野村暢彦=筑波大学生命環境系教授、 清川達則=筑波大学大学院 生命環境科学研究科 生物資源科学専攻 博士後期、渡辺宏紀=筑波大学大学院 生命環境科学研究科 生物資源科学専攻 博士前期

 多くの生物学者にとって大腸菌や酵母などの微生物はあくまで分子生物学的な「ツール」である。しかし自然環境においては、彼らには彼らなりのライフスタイルがあり、我々は彼らのある限られた特徴のみを最大化して利用しているにすぎない。自然界の微生物は、その8割ほどは“バイオフィルム”と呼ばれる集合体として存在しているともいわれる。このバイオフィルムで微生物は細胞外多糖や核酸などから成る細胞外マトリックスに囲まれた状態で存在し、周辺基質への定着性を増したり、生育に有利な微小環境を形作っているとされる。またバイオフィルムの形成により抗生物質などのストレスに対する耐性も増すことも知られ、微生物の制御という意味でも重要な研究対象といえる。

ここから先は「日経バイオテク」「日経バイオテクONLINE」の
有料読者の方のみ、お読みいただけます。

ログイン 購読お申込み

ONLINE法人版無料トライアル(2週間)でも記事の続きがお読みいただけます。
※トライアルのお申込みは「法人(内におけるご担当者の方)」に限ります。

無料トライアルお申込み

バイオイメージング最前線のバックナンバー

PR・告知製品・サービス一覧人材・セミナー・学会一覧