先ごろ、インドの大手製薬企業であるLupin社が、「ADHERO」という、デジタルデバイスの付いた吸入器を発売した。インドでは、呼吸器疾患に吸入薬というのは、ありふれた選択肢だが、患者が薬の充填を怠ったり、指示通りに吸入しないことがしばしば問題となる。ADHEROは、定量吸入器に、Bluetoothでデータを送信するデバイスが付いたもの。薬の吸入量や、吸入時間などの情報を携帯電話アプリの「MyAdhero」に取り込むことができる。同アプリは患者の服薬状況をモニターしたり、患者の位置情報から、患者のいる地域の空気の汚染状況を把握したりして、必要に応じて警告などを送る機能も付いているという。ADHEROや、同アプリを使うことで、患者のコンプライアンス(指示通りに服用すること)と、アドヒアランス(積極的に治療方針の決定に参加すること)の向上が期待される。

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