審査報告書を読む

「レキサルティ錠」 ブレクスピプラゾール

国内外の臨床試験で用量設定に差異、1用量のみの承認で増悪時増量できず
(2018.07.23 00:35)1pt
2018年07月23日号
木下玲子=北里大学医学部精神神経科学助教

 2018年4月に「統合失調症」の効能・効果で承認された大塚製薬の「レキサルティ錠」(ブレクスピプラゾール)は、同社が創製した非定型抗精神病薬で、ドパミンD2受容体およびセロトニン5-HT1A受容体の部分刺激作用、セロトニン5-HT2A受容体、アドレナリンα1Bおよびα2C受容体への遮断作用を持ち、SDAM(Serotonine Dopamine Activity Modulator)と呼ばれる。統合失調症における幻覚や妄想などの陽性症状に加え、無為、自閉などの陰性症状への効果も期待されている。海外では、2011年6月から大うつ病患者および統合失調症を対象としたフェーズIIIが始まり、2015年7月に2つの効能・効果で米国、カナダ、オーストラリアで承認され、欧州では現在、審査が実施されている。

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