
「糖鎖分子と他の分子との相互作用は弱いが、数多くの糖鎖からなるクラスターにすると、それを構成する糖鎖のパターンによって細胞などを認識するようになる」。東京工業大学物質理工学院応用化学系の教授で、理化学研究所の主任研究員でもある田中克典氏はこう話す。アルブミンを様々なパターンの糖鎖で修飾し、癌細胞などを標的とするドラッグデリバリー(薬物送達)システムに利用しようというのが田中氏の研究だ。
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