疾病の背後の数理構造を探り、診断と治療に革命を起こす

 プトレマイオスの天動説に始まりガリレオやニュートンらが基礎的方法論を確立した数理モデル解析は、今や科学の垣根を越えて社会や経済にまで、その活躍の場を拡大している。東大生産技術研究所での合原一幸教授(同最先端数理モデル連携研究センター長)は、平成の日本にあってガリレオやニュートンの後継者ともいうべき研究者だ。2009年から2014年に行われた日本のトップ科学者30人を支援する研究開発プログラムである最先端研究開発プロジェクト(FIRST)には合原教授を中心研究者とした「複雑系数理モデル学の基礎理論の構築とその分野横断的科学技術応用」が数学分野で唯一選択されるなど、同教授は日本を代表する数学者の1人である。

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