大阪大学免疫学フロンティア研究センター自然免疫学研究室 佐藤荘 准教授

 最近、疾患や創薬の研究対象としてマクロファージが脚光を浴びている。他の免疫細胞には複数のサブタイプがあるのに対して、生体内のマクロファージはこれまで1種類の細胞しかなく、死んだ細胞や病原体を貪食するごみ処理係としか考えられていなかった。2000年代には、環境に応じて急性炎症に関わるM1のマクロファージの状態と、慢性炎症に関わるM2のマクロファージの状態を行き来するという考えが提唱され、広く知られるようになったものの、基本的に1種類の細胞であるということには変わりなかった。

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