多発性硬化症治療薬

 多発性硬化症(multiple sclerosis:MS)は、中枢神経系に起こる自己免疫疾患で、慢性炎症によってミエリンに障害(脱髄)を起こす。女性の患者が多く、20歳から40歳で突然発症する。発症率は欧米で比較的高く、アジアやアフリカでは比較的低い傾向が見られる。欧米では若年女性成人の神経疾患の中で最も多い。世界の患者数は推定222万1000人と報告されている。日本では厚生労働省の衛生行政報告例にMSの特定疾患医療受給者証所持者数が報告されており、2019年度末では1万9978人(2018年度末から873人増加)となっている。

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