世界保健機関(WHO)のGLOBOCANプロジェクト2012のデータベース(http://globocan.iarc.fr/)によると、2012年の全世界での肝癌死亡者数は男性で52万1041人、女性は22万4492人。全世界の患者数が男性55万4369人、女性22万8082人であることから考えると、予後が悪い癌であることが分かる。肝癌は特に、日本や中国を含む東アジア、東南アジア、アフリカで発症頻度が高く、世界全体の部位別癌死亡率では第3位に挙げられている。東アジアの死亡者数は44万3948人、そのうちの38万3203人が中国となっている。東南アジアは7万6357人、アフリカは5万6057人と報告されている(図1も参照)。欧州では6万2191人、米国は2万4312人。肝炎ウイルスに起因する肝発癌には時間がかかることから、高齢化がいち早く進んだ日本で肝癌患者が増加したが、欧米をはじめとして多くの国でも増加傾向にあるようだ。

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