大手と組むだけがベンチャーの生きる道ではない

 双六(すごろく)で駒がゴールすることを「上がり」と言いますが、創薬を目指すバイオベンチャーにとって「上がり」とは何でしょうか。起業しただけで「上がった」と感じる創業者はさすがに少ないでしょうが、長く続く開発プロセスの中では幾つかのマイルストーンがあります。金銭面ではシード期の資金調達に続き、ベンチャーキャピタルや事業会社などからの出資を仰ぐシリーズA/Bを成功させた経営者は、ある種の達成感を抱くでしょう。もちろん資金は新薬の研究開発に投じられるものであり、自分で自由に使えるわけではありません。それでも億円単位の資金を集めた瞬間、これまで感じたことのないような高揚感に満たされるはずです。

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