編集長の目

「ポスドク1万人計画」の失敗を乗り越える私案

(2019.11.04 00:30)1pt
2019年11月04日号
坂田亮太郎

 先日、理工系学生の就職問題について議論するパネルディスカッションに登壇しました。本欄でも度々取り上げていますが、大学の若手研究者の待遇が悪過ぎます。3年から5年という限られた期間で成果を出さなければ、次の受け入れ先も確保できません。そうした不安定な状況を強いられているにもかかわらず、生命科学系のポスドクの7割近くが年収500万円未満です。300万円未満も2割弱います。前号の特集で詳しく報じましたが、製薬企業の平均年収は819万円(中央値)です。バイオベンチャーでも617万円もらえます(上場企業の中央値)。学位まで取ったポスドクの大半が、日本の平均賃金(2018年は441万円)にも満たない境遇で働かされているのです。

ここから先は「日経バイオテク」「日経バイオテクONLINE」の
有料読者の方のみ、お読みいただけます。

ログイン 購読お申込み

ONLINE法人版無料トライアル(2週間)でも記事の続きがお読みいただけます。
※トライアルのお申込みは「法人(内におけるご担当者の方)」に限ります。

無料トライアルお申込み

編集長の目のバックナンバー

日経バイオテク お薦めの専門書籍・セミナー

  • セミナー「多様化する核酸医薬のモダリティ」
    2019年11月21日(木)開催!核酸医薬の研究開発が世界的に本格化。モダリティの多様化も進んでいる。日本発の核酸医薬が、果たして世界市場で存在感を示すことはできるかーー。その可能性を探る。
  • 最新刊「バイオベンチャー大全 2019-2020」
    日本発の将来有望なシーズを実用化・事業化へつなぐ、未上場ベンチャー267社の詳細リポート集!提携先を求める製薬企業や、投資先を探るベンチャーキャピタルにとって、バイオベンチャーの企業価値、コア技術の展望を見通すために有益です。

PR・告知製品・サービス一覧人材・セミナー・学会一覧