「ポスドク1万人計画」の失敗を乗り越える私案

 先日、理工系学生の就職問題について議論するパネルディスカッションに登壇しました。本欄でも度々取り上げていますが、大学の若手研究者の待遇が悪過ぎます。3年から5年という限られた期間で成果を出さなければ、次の受け入れ先も確保できません。そうした不安定な状況を強いられているにもかかわらず、生命科学系のポスドクの7割近くが年収500万円未満です。300万円未満も2割弱います。前号の特集で詳しく報じましたが、製薬企業の平均年収は819万円(中央値)です。バイオベンチャーでも617万円もらえます(上場企業の中央値)。学位まで取ったポスドクの大半が、日本の平均賃金(2018年は441万円)にも満たない境遇で働かされているのです。

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