アイロムグループは治験施設支援機関(SMO)大手で、SMO事業の足元の業績は好調に推移している。しかし、同グループで最も注目したいのは、2014年に子会社化したバイオベンチャーのディナベック(現IDファーマ)の事業の進展だ。IDファーマは、官民共同プロジェクトのディナベック研究所の成果を事業化する目的で、03年に設立された。同研究所からセンダイウイルスベクターの専用実施権を受け、コア技術としている。同ベクターは東北大学医学部が発見したもの。細胞核の中に入らず、細胞質内で自らのゲノムを複製して大量の蛋白質を作り出す。そのため遺伝子治療用ベクターの多くが核の中に入り込むのに比べ、安全性が高いとされる。

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