合成生物学の最前線

“たら・れば”をかなえて、非天然の蛋白質を合成

早稲田大学理工学術院先進理工学部・木賀大介教授
(2017.04.24 00:37)1pt
2017年04月24日号
久保田文

 ヒトが生合成する蛋白質は、20種類の天然アミノ酸から構成されている。でももし、もっと多くの、またはもっと少ない種類のアミノ酸から蛋白質が合成されていたら、ヒトは全く違う形で進化を遂げていたかもしれない――。こうした好奇心から、非天然の蛋白質を作製する研究に取り組んでいるのが早稲田大学理工学術院先進理工学部の木賀大介教授だ。非天然蛋白質を合成するには、天然アミノ酸に非天然のアミノ酸を加えて蛋白質を合成してもいいが、天然の蛋白質を構成するアミノ酸の一部を使えないようにして、別のアミノ酸に置換して蛋白質を合成してもいい。木賀教授は研究室主宰者として独立後、天然アミノ酸の一部を特定の天然アミノ酸に置き換えることであえてアミノ酸の種類を減らし、非天然の蛋白質を合成する研究などを手掛けてきた。

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