(画像:123RF)
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 人間が食べる食品の安全を確保するための法律。全ての飲食物が対象となり、食品関連事業者の衛生管理などを規定する。バイオテクノロジーを使って作出される新規食品で、一般的に飲食に使われた歴史を持たないものについては、個別に安全性の確認を受けるケースがある。

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 遺伝子組換え食品については、販売に当たって厚生労働省による安全性審査を受ける必要がある。安全性審査では食品安全委員会で、審査対象の食品が人間の健康に与える影響などを確認する。遺伝子改変した生物を人の食品として使う場合、外来遺伝子が最終産物に残る場合は遺伝子組換え食品に該当し、安全性審査の対象となる。

 一方、遺伝子改変でも欠失型ゲノム編集を使ったものなど、外来遺伝子が最終産物に残っていない場合は遺伝子組換えには当たらない。その場合、食品衛生を守るための手続きとして、下記の項目(公表資料から編集部作成)を厚労省に届け出ることが求められる。
・開発した食品の品目・品種名および概要(利用方法および利用目的)
・利用したゲノム編集技術の方法および改変の内容
・外来遺伝子およびその一部の残存がないことの確認に関する情報
・確認されたDNAの変化がヒトの健康に悪影響を及ぼす新たなアレルゲンの産生および既知の毒性物質の増加を生じないことの確認
・特定の成分を増加・低減させるため代謝系に影響を及ぼす改変の有無
・上市年月(上市後に届出)