(画像:123RF)
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 ゲノム育種は、ゲノムを解読し、有用な遺伝形質を持つ個体を選抜して系統化する育種法のこと。伝統的な選抜育種に遺伝子解析を組み合わせた形で、遺伝子組み換えやゲノム編集を伴わないため、作出された系統の飼育に大きな制約が生じないのが利点だ。また、遺伝的な多様性の面でも利点がある。変異を起こす場合は1個体の親から系統を起こすことになり、通常の継代で生じる子孫は遺伝的な多様性を持たない。これに対し、野生種を使ったゲノム育種では、遺伝的なばらつきを持った集団をそのまま使えるため、血が濃くなることによる奇形発生などのリスクを抑えられる。

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