高温多湿な環境に身体が適応できないことで生じる様々な症状の総称。地球温暖化による猛暑に加え、2020年は新型コロナウイルス対策でマスクの着用が増えているため、熱中症対策が重要になっている。

 熱中症対策飲料を事業化している大塚製薬はウェブサイトにて、熱中症の種類を次の4種類に分類している。皮膚血管の拡張によって血圧が低下して脳への血流が悪くなることにより起こる「熱失神」、大量に汗をかいて水だけを補給して血液の塩分(ナトリウム)濃度が低下した時に足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんが起こる「熱けいれん」、大量に汗をかいて水分の補給が追い付かなくなり身体が脱水状態になり熱疲労の症状が見られる「熱疲労」、体温の上昇のため中枢機能に異常を来した状態で、意識障害(応答が鈍い、言動がおかしい、意識が無い)が見られたり、ショック状態になったりする場合もある「熱射病」。

 熱中症の症状は、めまいや顔のほてり、筋肉痛や筋肉のけいれん、体のだるさや吐き気、汗のかき方が異常、体温が高い、皮膚の異常、呼び掛けに反応しない、真っすぐ歩けない、水分補給ができないなど。一般財団法人の日本気象協会は、2013年から「熱中症ゼロ」に向けた熱中症対策プロジェクトを開始している。