果物や野菜に多く含まれる色素成分として800種類ほどが知られるカロテノイド化合物の1つで、カロテノイドに分類される系統のうちキサントフィル系を代表する化合物だ。分子式はC40H56O2で、ジヒドロキシαカロテンに相当する。すなわちαカロテンの両末端の環化構造がそれぞれ1つずつヒドロキシル化(現IUPAC名称に倣うとヒドロキシ化)された構造をしている。マリーゴールドの花や、カナリアの羽毛の黄色色素として知られる。

 ルテインを多く含む食物は、緑黄色野菜のホウレンソウやブロッコリー、キャベツ、藻類のアオサ、鶏卵の卵黄などが知られる。ルテインは人間の目の黄斑部や水晶体、乳房、子宮頸部に含まれる。目の機能強化、白内障や加齢黄斑変性などの眼病予防に役立つとして注目されている。

 日本ではルテインを機能性関与成分とする機能性表示食品としてホウレンソウやケールが販売されている。