がんゲノム情報管理センター(Center for Cancer Genomics and Advanced Therapeutics)の略称。C-CATは、がん対策基本法に基づく第3期がん対策推進基本計画における重要課題であるがんゲノム医療の拠点として、国立がん研究センター内に設置された。国立がん研究センター研究所の間野博行所長が、センター長を務める。

 国内では、中外製薬の「FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル」とシスメックスの「OncoGuide NCCオンコパネルシステム」の癌パネル検査が承認され、2019年5月、いずれも5万6000点(56万円)という保険償還価格が決まった。これらの癌パネル検査の保険適用に当たっては、同検査を実施する医療機関が、患者の同意を得た上で、検査で得られた遺伝子情報とパネル検査前後の臨床情報をC-CATに提出することが要件になっている。

 C-CATに集められた遺伝子情報や臨床情報は、将来的に研究開発に活用される見通しだ。ただ、癌パネル検査では既知の癌関連遺伝子しか解析しないことや、構造化されていない臨床情報が少なくないことなどから、C-CATの情報がどこまで新薬の創製などに結実するかは未知数だ。