ポーラ化成工業が開発した薬用化粧品「リンクルショット メディカルセラム」の有効成分。日本で初めて、「シワ改善」の効能・効果を表示できる医薬部外品として厚生労働省から承認を得た。ニールワンは、4つのアミノ酸誘導体から構成される有効成分で、正式名称は「三フッ化イソプロピルオキソプロピルアミノカルボニルピロリジンカルボニルメチルプロピルアミノカルボニルベンゾイルアミノ酢酸ナトリウム」だ。

 シワは肌に紫外線が当たり、真皮が分解されて生じる。具体的には、真皮を構成するエラスチンやコラーゲンなどの細胞外マトリックスが変性し、表情筋などによる肌の折れ曲がりが繰り返し起こることでシワが形成される。そこでポーラ化成の研究チームは、コラーゲンの分解酵素に着目。数百種類の酵素や蛋白質を対象にターゲットバリデーションを行った結果、蛋白質分解酵素の1つである、好中球エラスターゼが標的の候補となった。その働きを阻害する物質としてニールワンが見いだされた。ニールワン(NEI-L1)という名称の由来は、Neutrophil(好中球)、Elastase(エラスターゼ)、Inhibitor(阻害剤)、License(ライセンス)、1(第1号)から成る。