東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)が2019年2月25日に公開した日本人基準ゲノム配列JRGAの初版。今後、日本人のゲノム解析を行うためのひな型となる。

 ToMMoが2016年8月に公開した日本人基準ゲノム配列のJRGに比べ、日本人のゲノム情報の精密かつ正確な内容としている。というのも、JRGAは、日本人のゲノム塩基配列情報の並び方を一から行った結果だからだ。2年半前から公開しているJRGは、国際プロジェクトで解読されたゲノム塩基配列の地図に、日本人のデータを貼り付けることにより作成されたため、精密に正確性を向上する点で限界があった。JRGAの末尾の「A」は、assembly(アセンブリー)の頭文字。JRGAでは、国際基準ゲノムの情報は用いずに、新たに読み取った日本人の短い塩基配列情報をつなぎ合わせて、元の長い塩基配列情報の再構築を行うアセンブリーを行った。

 今回公表した配列がどれだけ日本人の基準となるのかは、今後この配列情報の利用が広がることにより明らかになる。日本人には、日本国籍、日本語を話す、日本人的な顔、日本に住んでいる、など色々な意味がある。個人情報に該当するので、JRGAの初版であるJG1の基となった3人の日本人のプロフィルは公開されていない。