3Dプリンターで製造された医療機器のこと。特に、患者ごとにカスタマイズが必要な医療機器の製造に関して、3Dプリンターの利用が期待されている。例えば、整形外科で利用するサージカルガイドや人工膝関節などだ。サージカルガイドは、手術の前にあらかじめ画像データから患者の骨などの器官を再現したもので、現在よく利用されているのは、インプラントの手術時だ。従来のインプラント治療は、術野を確保するために歯肉を切開して顎の骨の位置を確認しながらインプラントを埋め込むのが一般的で侵襲が大きかった。現在は、手術前に患者の顎のX線断層撮影(CT)画像を確認しながら、インプラントを埋める位置を決定し、埋める位置をくりぬいた形状のサージカルガイドを3Dプリンターで作製。手術時に、歯茎の上にサージカルガイドを置けば、ドリルで穴を開ける箇所が明確になり、歯肉を切開する必要は無い。

 3Dプリンターでサージカルガイドなどを作製するベルギーMaterialise社は2016年10月、日本国内に3Dプリンターを利用した製造拠点を設置した。