癌患者の療養の質を高めるための取り組み。支持療法とも言う。近年、癌患者に対しては、癌に対する治療のみならず、悪心・嘔吐や痛みのような治療関連の副作用や合併症の緩和、疼痛緩和、リハビリテーション、精神ケア、在宅ケア、口腔ケア、社会復帰支援などを多面的かつ包括的に実施することが必要とされている。

 国際学会であるMultinational Association of Supportive Care in Cancer(MASCC)は1990年に設立された。国内でも、2015年8月に日本がんサポーティブケア学会(The Japanese Association of Supportive Care in Cancer ; JASCC)が設立され、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、歯科衛生士、ソーシャルワーカー、栄養士、臨床心理士、生物統計学者、教育者などが参加している。2016年9月には国内で、初めての学術集会が開催されるなど、徐々に広がりを見せている。