京都大学iPS細胞研究所(CiRA)が「再生医療用iPS細胞ストックプロジェクト」で進めている臨床向けのiPS細胞のバンクのこと。

 日本赤十字社などの協力の下、ヒト白血球型抗原(Human Leukocyte Antigen:HLA)3座ホモの健常なドナーを探索し、協力が得られた場合、ドナーの末梢血中または臍帯血中の単核球細胞に、エピソーマルベクターで初期化のための遺伝子を導入し、iPS細胞を作製。細胞の形態や、遺伝子変異、微生物等の検査を行った後、一定以上の基準を満たしたiPS細胞を保存している。細胞の作製・保存は、CiRA内の細胞調製施設(Facility for iPS Cell Therapy:FiT)で行われる。CiRAは2015年8月から、研究機関や企業へ末梢血由来のiPS細胞の提供を始め、2016年8月からは臍帯血由来のiPS細胞の提供をスタートさせた。

 同プロジェクトは、科学技術振興機構(JST)と日本医療研究開発機構 (AMED)の「再生医療実現拠点ネットワークプログラム iPS細胞研究中核拠点」の委託研究として実施されている。