真核生物の細胞内に存在する小器官の1つ。扁平な袋状の膜が重なった構造をしている。ゴルジ装置、ゴルジ複合体、ゴルジ構造などとも呼ばれる。DNAに刻まれた遺伝情報が転写・翻訳されて新たに合成された蛋白質が、プロセシングや糖鎖修飾を受けて、細胞膜上や細胞外に輸送される過程を制御している。ヒトや動物の細胞では核の近くに取り囲むように存在する。膜結合性リボソームで合成された分泌蛋白質や膜蛋白質は、小胞体で正しい高次構造を形成したものがゴルジ体を通って目的に場所に輸送される。いわば分泌蛋白質や膜蛋白質の配送センターの機能を担っており、ゴルジ体の機能低下は数々の疾病の原因になる。抗癌活性で選び出した化合物の標的が実はゴルジ体だった、ということも分かってきた。