Adolescence and Young Adult世代の略。Adolescence and Young Adultは米National Comprehensive Cancer Networkの定義によると、15歳から39歳の思春期-若年成人を指す。場合によっては、15歳から29歳までを指すこともある。AYA世代の癌の患者について正確な統計は存在しないが、日本では急性リンパ性白血病や脳腫瘍、肉腫などが多いとされる。小児期や成人期の癌と比較してAYA世代の癌の研究がなされておらず、多くの種類の癌で発症機構が不明のままだ。そのため、治療法についても小児癌を対象とした方法に準ずるべきか、成人の癌を対象としたものに準ずるべきか分かっていない。

 日本医療研究開発機構(AMED)は、「ジャパン・キャンサーリサーチ・プロジェクト」の一環として、AYA世代の希少癌に着目し、若年発症の背景因子や遺伝子異常プロファイルなどの情報に基づいたゲノム解析を用いて、AYA世代の癌の治療法を開発する研究を推進している。