抗体のセンサー化で生命現象を探る

 私は大学の修士課程で、当時の研究室の教授(西村肇東京大学名誉教授)が発案した「抗体を使ったバイオセンサー」を実現するため、蛋白質工学の対象として抗体を扱い始め、その後のヒト型抗体の医療応用の発展もあり、以来30年間、その魅力に引かれ続けてきた。そして現在も、蛍光色素・蛋白質、酵素などとの融合を通じ、汎用性の高い測定法として「抗原センサー」の実現にこだわって研究を続けている。バイオイメージング分野は現在、色素や機器の進化もあって花盛りの感があるが、用いられるプローブ(特に細胞内ターゲット用)は測定対象ごとに「テーラーメード」で作られた「作品」であって、個々に膨大な作り込みが必要なのが現状だろう。

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