公益財団法人川崎市産業振興財団 ナノ医療イノベーションセンター(センター長:片岡一則、所在地:川崎市川崎区、略称:iCONM)は、東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻・宮田完二郎准教授(ナノ医療イノベーションセンター客員研究員)を講師に招いた第58回COINSセミナー(演題:核酸医薬の実用化に資するナノマシン~送達困難な組織への核酸医薬デリバリー)を5/10に開催しました。重篤な疾病は、特定の機能性タンパク質が過剰発現したり、また逆に発現しなかったりすることで発症します。このタンパク質の発現を制御する核酸医薬には、アンチセンス核酸(ASO)、低分子干渉RNA(siRNA)、アプタマー、デコイなど様々なものがあり、抗体医薬に比べて安価に製造できるということで注目されています。しかしながら、生体内で不安定であることや、体外への排出速度が速いなど、生物学的利用率(BA)が低いという欠点があります。宮田先生は本セミナーにおいて、ナノ医薬技術が核酸医薬の欠点を補い、用途に応じて設計されたナノミセルや、世界最小サイズとなるユニットポリイオンコンプレックス(uPIC)が、標的となる組織に選択的かつ効果的に薬剤を届ける上で有用であることを実例で示しました。本セミナーでは、総論として、以下の宮田先生の研究に関わる6論文について解説しました。

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