国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(略称:NCGM)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から回復した患者209例を対象に血清高感度トロポニンT(high sensitivity Troponin T: hs-TnT)と心臓超音波検査による心機能を調べました。135例(65%)でhs-TnT陽性であり、hs-TnTが高いほど心臓超音波検査の左室長軸ストレイン(left ventricular global longitudinal strain: LVGLS)の低下を認めました。ドイツの研究論文では「hs-TnTと心臓MRIによるCOVID-19回復者の心筋傷害が71%」と報告されていますが、日本でも高頻度に心筋傷害が残存すること、心臓MRIより施行が容易な心臓超音波検査のLVGLSの有用性を示しました。COVID-19の既往は将来の心血管イベント発症のリスクになる可能性もあり、hs-TnT陽性、LVGLS低下では長期的なフォローアップが必要と考えられます。

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