視覚・色覚の研究は、光情報を受容する視覚器(眼)における解剖学や光受容体の分子生物学から、情報伝達と脳による情報処理を解析する神経科学・脳科学、そして、情報処理後の認知や判断としての行動を解析する心理学と広範囲の生物学研究領域を含む。モデル生物であるマウスが様々な生物学領域で使用されているが、哺乳類は基本的に二色型の色覚しか持たない上に、嗅覚優位の行動が多いためマウスは視覚研究のモデルとしては適さない。色覚モデルとしては三色型色覚を持つサルが利用されているが、特別な飼育施設が必要なことなどハードルが高い。視覚認知研究のすそ野を広げるためには三色型色覚以上で、視覚優位な行動を解析するための遺伝学的ツールの整ったモデル動物と解析基盤整備が期待されている。

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