北海道大学大学院医学研究院の佐邊壽孝教授・及川 司講師らの研究グループは、代表的ながん抑制タンパク質であるp53の新たな機能を発見しました。ヒトのがんの80%以上は、皮膚や粘膜などの上皮組織に由来します。上皮がんがまわりの組織に入り込んだり(浸潤)、血液などに流され他の器に移動したり(転移)、薬剤耐性能力を獲得したりすることには、本来の上皮性が消失し、間葉的性質を獲得することが大きく関与します。この過程は上皮-間葉転換(EMT)と呼ばれ、EMTを起こした上皮細胞は安定な形態を失いばらばらになり、高い運動性と浸潤性を獲得します(下図)。

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