理化学研究所バイオリソースセンター マウス表現型知識化ユニットの桝屋啓志ユニットリーダーらの研究グループは、国際連携を通じて解析された各遺伝子の機能をノックアウトしたマウスの115万件に及ぶ表現型データを、ウェブの国際標準規格に沿った「RDF(Resource Description Framework)データ」として、全世界に発信しました。これらのデータ公開は、国際マウス表現型解析コンソーシアム(IMPC)のプロジェクトの一環で行われました。2011年に発足したIMPCは、国際連携を通じてマウスの各遺伝子の機能をノックアウトし、血液検査、血圧、行動、形態など多項目にわたる表現型解析を行っています。その解析のために、マウスの遺伝的背景、解析方法、統計解析手法に至るまで、解析結果の再現性を保証するための解析方法の標準化を行い、同一の基準で比較できるようにしました。このような標準化の結果、表現型データは「世界共通の言葉」として普遍的に使うことができます。得られた表現型データは直ちに公開され、遺伝子の機能について新たな知見をもたらすと同時に、世界中の生命科学研究の場で使われています。

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