シロイヌナズナを37℃で24時間、高温にさらすことでトランスポゾン「ONSEN」が活性化し、ゲノム内にコピー数が増加した集団が作られました。この転移集団を用いて、ストレス耐性試験を行いました。その結果、休眠や成長抑制、乾燥ストレスにより誘導される植物ホルモンのアブシシン酸ストレスに耐性を示す個体を見つけました。この個体のゲノム構造を調べた結果、アブシジン酸応答性の遺伝子にONSENの挿入が見られ、遺伝子の機能破壊によりストレスに対して非感受性になったことが明らかになりました。本研究から、環境ストレスで活性化するトランスポゾンがストレス耐性個体を誕生させることを直接実証することができました。

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