
新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器内科学分野の寺井崇二教授は、以前から肝硬変に自家骨髄細胞や他家脂肪由来間葉系幹細胞(MSC)を投与する細胞治療の研究をしてきた。基礎研究の結果、MSCが抗炎症性のマクロファージを誘導することが判明した。そこで、寺井教授らはMSCとマクロファージ間の情報伝達を担っているのがエクソソームなのではないかと考え、肝硬変に対する他家MSC由来のエクソソーム療法の研究を開始。研究を進める中で、MSCの培養過程でインターフェロンγ(INF-γ)を添加すると、肝硬変に有効な性質を持つエクソソームが作製できることを明らかにした。2021年10月7日、寺井教授が本誌の取材に応じた。
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