
組換えDNA技術を用いて生産されるチーズ製造用酵素キモシンの第3世代製品が、日本で2021年内に実用化される見通しだ。世界では標準となっている遺伝子組換え食品用酵素の普及が日本では進みにくいとの指摘がある中で、チーズ製造用酵素のキモシンの進化に注目したい。温暖化ガス(GHG)排出量の低減による脱炭素社会の実現やBSE(牛海綿状脳症)のリスク回避、それに動物愛護の観点から、キモシンは組換え酵素製剤の利点が大きいといえるからだ。
この記事は有料会員限定です
- 会員の方はこちら
- ログイン
- 2週間の無料トライアルもOK!
- 購読・試読のお申し込み
- ※無料トライアルのお申し込みは法人に限ります。(学生や個人の方はご利用いただけません)