武田湘南研が大型化期待のオレキシン作動薬を生み出せたわけ

 2019年1月にアイルランドのShire社を買収した武田薬品工業は、研究開発の領域として、オンコロジー、消化器系疾患、ニューロサイエンス、希少疾病、血漿分画製剤、ワクチンの6つに焦点を当てると宣言した。そして、2024年度までに承認取得を目指すウエーブ1と、2025年度以降に承認取得を見込むウエーブ2の2つに分けて、各領域の進捗を説明している。このうち、ニューロサイエンスに関して武田薬品は、ドラベ症候群(DS)とレノックス・ガストー症候群(LGS)を対象に開発中のソチクレスタット(TAK-935)が2023年度に、オレキシンフランチャイズ(TAK-925/TAK-994/TAK-861の3つのオレキシン2受容体作動薬)の中からTAK-994がナルコレプシー1型(NT1)を対象に2024年度に承認される可能性があるとしている。注目すべきはともに、湘南研究所が創出した化合物ということだ。特にオレキシンフランチャイズは、NT1だけでピーク時30億から40億ドル(3300億から4400億円)のポテンシャルがあるとするなど、武田薬品は大きな期待を寄せている。

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