
京都大学大学院医学研究科の西谷江平特定助教らの研究グループは、同生命科学研究科の垣塚彰教授らが発見した医薬品候補KUS121について、変形性膝関節症に対する予防効果をラットで確認したと発表した。小胞体ストレスによる炎症性サイトカインや蛋白質分解酵素の放出抑制が主な作用とみられる。KUS121は細胞保護効果を有する化合物で、網膜中心動脈閉塞症に対する効果が医師主導治験で確認され、現在は第3相臨床試験の準備段階にある。西谷助教らは変形性膝関節症についても、早ければ2023年にも医師主導治験を始めたい考えだ。成果はScientific Reports誌に2020年11月27日に掲載された。
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