東大とウインディーなど、AIカメラアレイでサンゴ分布調査

 東京大学大学院新領域創成科学研究科の水野勝紀助教と多部田茂教授らは、サンゴの分布を、ダイバー潜水に比べて80倍高い効率で調査できる調査ツールSSS(Speedy Sea Scanner)を、海洋調査会社ウインディーネットワーク(静岡県下田市)などと共同で開発した成果をScientific Reports誌にて2020年7月31日に論文発表した。造礁サンゴの群落によって作られた地形であるサンゴ礁は、世界中の沿岸環境において重要な役割を果たしており、5億人以上の人々の暮らしに影響を与えているという。「カリブ海地域では最大80%、インド太平洋地域では最大50%のサンゴが、過去30年のうちに失われたと推定されている。その保全戦略を策定するためにも、サンゴの状態を正確に迅速に評価する技術が求められている。SSSを、今後の海底環境調査における世界標準技術としていきたい」と論文の筆頭著者かつ責任著者である水野助教はコメントした。

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