米研究者ら、癌の発生進行に寄与しないパッセンジャー遺伝子の多発傾向を解明
(2019.07.03 08:00)

川又総江
癌のゲノム変異には、発生進行に直接的に寄与するドライバー遺伝子の変異と、便乗する背景異常にすぎないパッセンジャー遺伝子の変異がある。米Massachusetts General Hospital Cancer CenterのMichael S. Lawrence氏らの研究グループは、パッセンジャー遺伝子の変異が起こりやすいホットスポットを発見し、ドライバー遺伝子と区別し得る特徴を明らかにした。同研究成果は、2019年6月28日のScience誌オンライン版で報告された。
日経バイオテク お薦めの専門書籍・セミナー
-
- ●セミナー「近づくエクソソームの医療応用 ―診断から治療まで―」
- 2019年12月13日(金)開催!細胞外小胞の医療応用を図る動きが本格化。エクソソームの診断、治療応用に向けた研究開発に関心のある方々に、広くご受講いただき、活発な議論を展開したい。