理研、クライオ電顕でヒストンに巻き付いたDNAを転写する仕組みを解明

 ヒストンに巻き付いたDNAが、細胞内でどのように効率よく転写されているのか、1974年に初めてヌクレオソームが発見されて以来、様々な説が唱えられていたが、明確な答えは見いだせていなかった。理化学研究所生命機能科学研究センターの関根俊一チームリーダー、江原晴彦研究員、東京大学定量生命科学研究所の胡桃坂仁志教授、鯨井智也助教、理研横浜研の白水美智子チームリーダーらは、真核細胞の遺伝子発現を担うRNAポリメラーゼII(RNAPII)が、ヒストンに巻き付いたDNAをスムーズにほどきながら塩基配列を読み取り、RNAに転写する仕組みを解明した。40年来の議論に終止符を打つとともに、転写制御やクロマチン構造の破綻による疾患や老化のメカニズムの解明、さらには新たな創薬にもつながる基盤となる成果だ。Scienceに2019年2月8日、オンライン掲載された(誌面は15日号)。

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