東大、第一三共など、アストロサイト分泌酵素にAβ分解活性を発見

 東京大学大学院薬学研究科の富田泰輔教授と同大学薬学部の木棚究特別研究員、建部卓也元大学院生(現、帝京平成大学薬学部助教)、堀由紀子助教と第一三共、新潟大学、理化学研究所のグループは、脳のアストロサイトが分泌する酵素KLK7(kallikrein-related peptidase 7)にアルツハイマー病の原因となるアミロイドβ(Aβ)を分解する活性があることを見いだし、EMBO Molecular Medicine10.15252/emmm.20170814に報告した。

 アルツハイマー病の発症機構を巡っては近年、従来の神経細胞の加え、アストロサイトを含むグリア細胞の役割が注目されている。今回報告された研究成果もその1つといえる。同時にアルツハイマー病創薬の新たな戦略として、“KLK7の産生促進”が浮上してきたことをも意味する。同グループは、アルツハイマー病治療薬のメマンチン(第一三共)にKKR7産生を促進する働きがあることも報告した。

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