東大の佐々木裕次教授ら、過飽和蛋白質の凝集をX線1分子追跡法で観察

アルツハイマー蛋白質も対象へ、研究室の単波長X線でも測定可能
(2017.11.02 07:30)1pt
河田孝雄

 東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻の佐々木裕次教授らは、X線1分子追跡法(DXT法)を応用して、蛋白質の過飽和溶液中において蛋白質数十分子が凝集する過程を観察し、激しいブラウン運動を伴う分子凝集体ネットワークの形成と崩壊が繰り返されていることを見いだした。高輝度光科学研究センター(JASRI)や大阪大学、神戸大学の研究者と連名でScientific Reports誌にて2017年11月1日に発表した。佐々木教授らは、蛋白質が異常凝集するアミロイドーシスの原因を解明するために、蛋白質溶液の局所的な1分子動態を観測できるDXT法の活用を進めている。将来的には、過飽和現象を利用した新しい治療戦略に役立てたい考えだ。

ここから先は「日経バイオテク」「日経バイオテクONLINE」の
有料読者の方のみ、お読みいただけます。

ログイン 購読お申込み

ONLINE法人版無料トライアル(2週間)でも記事の続きがお読みいただけます。
※トライアルのお申込みは「法人(内におけるご担当者の方)」に限ります。

無料トライアルお申込み

PR・告知製品・サービス一覧人材・セミナー・学会一覧