弘前大と農研機構、接ぎ木による転写抑制ジャガイモを筑波で隔離ほ場試験
2月13日の学識経験者審議を踏まえて2017年に実施
(2017.02.16 00:10)

河田孝雄

弘前大学は、接ぎ木により、ゲノムの標的領域にエピジェネティック修飾を誘導して標的遺伝子の転写型抑制を発動させるジャガイモ2種の隔離ほ場試験を、茨城県つくば市にある農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)生物機能利用研究部門の隔離ほ場で2017年に実施する。2017年2月13日に環境省会議室で開催された会合で審議が行われた。会合の正式名称は「研究開発段階の遺伝子組換え生物等の第一種使用規程の申請に係る学識経験者からの意見聴取会合」。その平成28年度第1回が2月13日に開催され、弘前大のジャガイモ2種について、隔離ほ場における栽培などを行うことにGOサインが出される方向性が決まった。
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