東大の佐藤守俊准教授ら、光照射30秒間で生体深部の遺伝子の働きを光制御

 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻の佐藤守俊准教授と河野風雲特任研究員(研究当時、現在は米Columbia Universityリハビリテーション再生医療学科博士研究員)らは、微弱な光や短時間の光照射でも高効率でDNA組換え酵素Creを制御できる「PA-Cre」を開発した。Columbia Universityリハビリテーション再生医療学科・薬理学科の矢澤真幸助教授らとの共同研究成果を、米Nature Chemical Biology誌の電子版で2016年10月10日(米国東部時間)に発表した。光照射により非侵襲的にDNA組換え反応を制御する技術は先に開発されているが、これまでの技術はDNA組換えの効率が著しく低いため、マウスなどの動物個体などに応用しにくかった。佐藤准教授らが開発した光活性型“PA-Cre”は、従来に比べ10万分の1の弱い光での制御を実現した。また、光を30秒照射するだけで、マウス個体の深部にある肝臓の遺伝子の働きを制御できた。

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