理研CSRSと阪大、神戸大など、ジャガイモの有毒物質の抑制で萌芽を制御
内閣府SIPでゲノム編集育種に取り組む
(2016.07.27 00:00)

河田孝雄

理化学研究所環境資源科学研究センター(理研CSRS)統合メタボロミクス研究グループの梅基直行上級研究員らは、ジャガイモに含まれる有毒物質であるステロイドグリコアルカロイド(SGA)の生合成に関わる遺伝子2種(PGA1とPGA2)を同定し、これらの遺伝子発現を抑制するとSGAを作らなくなるとともに、ジャガイモの萌芽を制御できる可能性を発見した。米Plant Physiology誌の2016年8月号で発表する。同誌オンライン版では6月15日に公開された。
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